2006/10/31
旬な女(ひと)
「あたらさん」古典シリーズでもお馴染み、85才にしてますます好奇心旺盛な売れっ子、「わたし、いま旬なのよ」とおっしゃる清川 妙先生です。
11月25日(土)長野駅前、平安堂書店内3階、喫茶「ぺえじ」(申し込みは平安堂書店)40名
11月26日(日)松本市、蔵の会館「蔵シック館」にて、(申し込みは鶴林堂書店)50名
時間・どちらも10時30分〜12時30分(会費・500円)
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「清川妙のあたらサロン・いつだって今がはじまり」本日無事終了いたしました。25日長野平安堂(カフェぺえじ)・26日松本鶴林堂書店(蔵シック館)にご参加くださった愛読者の皆様、ほんとうにありがとうございました。皆さまにお会いできたことを、スタッフ一同心から嬉しく思っております。また、現在3冊も書き下ろしを抱えておられる清川妙先生が、貴重な時間を割き、誠心誠意のメッセージをくださったこと、身に余る幸せと胸をあつくしています。会場においでいただいた感性豊かな皆さまの熱気も伝わって、たくさんのパワーをいただきました。素敵な週末だったなぁーと、信濃追分駅舎に帰ってくると、駅舎は美しいクリスマスイルミネーションに耀いて夢の続きを見ているようです。「いつだって今がはじまり!」今回、先生のお話を聞くことができなかった方々(松本では定員オーバーでやむなくお断わりした方がたくさん・・・ごめんなさい)のために、要旨を整理しながら、ブログで少しずつお伝えしていこうと思っております。お楽しみに!
2006/10/28
ハロー ようこそ
26日。しなの鉄道に乗って、長野から15名のお客様がお見えになりました。
長野市の清掃センターに併設されている「リフレッシュプラザ」で活動されている皆さんです。ここは「ゴミやリサイクルの現状を学習する場であり、リサイクル活動の拠点として、地球環境を考える市民みんなの広場」だそうです。その成果でもある、裂き布を使った織物や草履、廃油石けんなどお持ちくださいました。皆さん、50〜60才代の「団塊世代」の方たち。
「暮しの手帖」には母親世代からの愛着が殊の外深い様子。創刊号を見ながら感嘆の声が!
この60年の実績は地方の隅々に行き渡り、花森イズムといわれるものが深く根を下ろし、「実践世代」へと引き継がれているのが分かります。
お訪ねくださって、ありがとうございました。
このあと、皆さんは、紅葉も見頃、晴れ晴れとした秋日和の追分を散策。
11月には、県教育研究集会から「環境問題について、お話を」と発表依頼も頂き、「あたらさん」が、この長野の皆さんに受け入れられたことを心より感謝しています。
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2006/10/24
都では
こんな催しがあるというので、山を下ってきました。
シンポジューム「21世紀・家族の肖像」と題して、元文部大臣・赤松良子さん、女優・香川京子さん、韓国からキョンスン監督、住友商事人事部長気付け・本山ふじかさん、コーディネーター・小藤田千栄子さん。
赤松さんといえば、21年前にさかのぼる雇用均等法の立役者。法案成立までの裏話を話してくださる。前年に国連で議決された女性の地位向上を日本が批准するには、これまでの現状では恥ずかしいでしょ、と話しを持って行き、しかし、柔らかな(内心ずいぶん妥協したそうだ)内容にして通されたとか。韓国の方が先に批准して、それから日本にならって、法制化したということですが、驚くのは昨今漸く戸主制度が廃止され、男児を産まねばという重圧から女性が解放されたともいいます。その、均等法の恩恵をまさに受けたという方が本山さん。現在2児を育てながら管理職をこなされていると。キョンスン監督も、姓をあえて名乗らない、シングルマザー。「多様な家族形態が自然に有る様が21世紀」という家族感はそのまま、本題の答えにもなっていました。一線で活躍されてきた香川さんの「子供を産んだ後の社会の整備が肝心。今も昔とあまり変わらない」とは実感がこもっている。
続く記者会見はずらっと女流、東西新古参が並んだ。
羽田澄子さんが80歳、勇名、せんぼんよしこさんは78歳で映画初監督。
韓国ソウルでも同じく映画祭が開かれて居るそうだが、規模が大きく予算は5倍、100本近い映画が上映され、スタッフも制作者側も若く、ボランティアも出ての市を上げてのお祭りらしい。そこへ行くと、どうしても、日本は「ひっそり」感が免れない。女性の問題意識を、といつまでも女性が啓蒙し続けなければならないのも、なぜか寂しい。
22才の映画学校出身の監督さんが末席におられた。田中絹代が日本最初の女性監督かと記憶するが(たしか香川さんが出ておられたような)、日本は未だこれからかな、と思いました。
おやずいぶん長くなりました。
都は難しいことを、つい考えさせられます。
息苦しくて外の風に、お山の風に吹かれたいと思いあわてて帰って参りました。
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2006/10/16
「停車場物語」という写真展
シンポジュームで司会をしてくださった写真家・杉崎行泰さんの写真展が、ここ信濃追分駅で23日まで開かれています。
初日、上田電鉄「別所温泉駅」の写真の前で
「ほら駅よ」
「わー、駅だ駅だ」
と歓声を上げている中年のご夫婦がいました。
それを杉崎さんに伝えたら
「どんな思い出があるのか聴いてみたいね」
どうぞみなさまも思い出の駅に逢いにお出かけください。
近くの絵画教室の皆さんの絵も同時展示です。
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信濃追分駅の長〜いホームの<フェインス1枚にA3サイズの駅舎の写真を1点>と決め、写真家・杉崎行恭氏に自選していただいた「ぼくの好きな駅100選」。暖かなお日様の微笑むイベント前日の10月13日、下りホームに北海道の駅舎からくくり付けはじめ、下りホームだけでは足りず、上りホームの半分まで使って九州の駅舎に到達。緑の中にモノクロームの写真100点が延々と連なる様子は圧巻でした。「駅ってがんばっているんですねぇ」「なんと幸福な光景でしょう」「知らない駅がいっぱいで旅行したくなりました」などと、沢山の方が信濃追分駅の自然の中で『停車場物語』を味わい、駅舎の旅をしてくださいました。開催終了日の23日までの10日間、写真の向こうの緑は日に日に色づき、撤去作業は見事な紅葉の中で行われました。東京から新幹線で見える方も多く、遠くは四国の高松から駆けつけてくださった方も。ご来場くださった皆さまに心から感謝申し上げます。
さて、ホームを使っての写真展は終了しましたが、駅待合室に展示した『信州珠玉の駅』の写真20点は片付けるのは<もったいない>と、杉崎氏にお願いして11月の連休が終わるまでお借りしています。まだ、ご覧になっていない方、興味のあるかた、どうぞお出かけ下さい。
第2会場:借宿(かりやど)公民館
そのころ第2会場では、おいしいおそばを食べてもらおうと「軽井沢そばの会」のみなさんが、
手ぐすねならぬそばを、一心にこねていました。
そばの他にも、名物"横川の釜飯"をはじめとして、駅弁やしなの鉄道グッズも販売されました。(おそばは大盛況。100食以上はあっという間。途中で畑にネギを抜きに走ったり、仕舞いには「粉が無くなった!」そう。)
お腹もいっぱいになって、シンポジュームの始まり。
(でも皆さん、全国の珍しい駅の話しに眠くならずに耳を傾けてくださいました。)
写真家・杉崎さんの司会で、今先生は北海道から、「かつては、鉄道林を持っていてそこから枕木や
駅舎の建材までをまかなうような自給自足の自己完結型産業だった。」とか
「駅舎がプレハブになったら、雪国なのに女子高生が外で待つようになった。
何故か分からないけど、温かみのない駅舎はいやなんでしょうね」。線路があったおかげで、終電でも急病の子供を負ぶって町まで行けたという話しや、市民参加で新しい駅舎を建てている岩見沢駅の事例など。鉄道や駅は、その地元の人々の生活と密接につながっていたのですね。
パネラーは他にもあの3号「残したい駅があります」の栃木・小代の会。
14歳から15年間、木造駅舎を撮り続けてきた「なにそれ」のブロガー、松本さん
(余すところあと20数カ所だそうですが、追分駅は本日始めてだったそうです)など。
お楽しみ抽選会で。
おひさまの表紙絵でお馴染みあずますみさんも来てくださいました。
会場の見事な看板を書いてくださったのも、地元のお年寄り。
最初は、困った困ったと、何度も下書きをしてから書いておられましたが、
だんだん慣れて、色分けして丁寧に書いてくださいました。
私どもが無人駅舎をお借りしたことで、全国にこんな広がりを持つことが出来たのは、
「想定外」の出来事でした。
他にも近隣の愛読者や軽井沢の皆さんにたくさん助けられて無事終了することが出来ました。
これこそ「もったいなく」もありがたい、この一年の目の成果です。
posted by あたらさん at 00:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 記事
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イベントお疲れ様でございました。お天気予報が外れて、些か寒い一日でしたが、電車の音をうるさく感じずに、のどかな一日をご一緒できました。よそ者として、無人駅で暮らして一年。周囲の方の好意に支えられて居るんだなあと、強く感じました。それもこれも、きっと、お婆ちゃまの時代からの「暮しの手帳」のブランド力でしょう。カーグラフィックが自動車メーカーに媚びない鋭い批評で、自動車少年のバイブルと尊敬されるように、「あたらさん」のお姉さまの「暮しの手帳」は、庶民の味方の雑誌なのですね。だから、地元のお爺ちゃまやお婆ちゃまが、やたら張り切って下さるのだわ。大事にして頂きたい、雑誌であり、素敵な編集室です。是非、「もったいないを百年」続けて欲しいと思います。継続は力なり。応援しています!
2006/10/15
14日、第1会場:信濃追分駅
10時09分の下り列車で到着したお客様をまって、
1周年記念イベント「駅舎讃歌」は始まりました。
暮らしの手帖社・社長より、この一年、ご愛読くださっている読者の皆様と、
温かく手をさしのべてくださった地元追分の方たちに、感謝のごあいさつ。
つづいて
「日陰の花育て」の連載でお馴染みの竹沢紀久子さんのミニ・ガーデニング講座
「高原の花育て」
150メートルという、日本でも珍しい長さのプラットホームは、 戦前から山野草の咲く情緒ある山の駅として、広く文化人に愛されてきました。 今回、地元「大山桜の会」の皆さんが、それを再現する活動を始めると聞き、
われら「あたらさん」もお手伝いをすることに。 「花咲く高原の駅」がイメージ出来るようなアレンジをいたしましょう、 と竹沢先生も引き受けてくださいました。
「花が必要だと聴いて持ってきました」そういってお持ちくださった方たちのおかげで、
前日にまでに沢山の花が集まりました。
「秋だというのにこんなにまだ山には花があるのね。素ばらしい」と先生。
お話に続いて、実際にデモンストレーションが始まると、ここがあのいつもの駅の待合室とは思えないような、芸術的な雰囲気に包まれ、みなさんじっと見入っておられました。
posted by あたらさん at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
2006/10/08
4号 発信します!
夕焼けの空、暖炉の火、よく熟れた木の実、女の子の手袋・・・
心温まるような赤い表紙です。
秋の夜長、じっくり読み込める記事を沢山お届けします。
あさって10日発売、本屋さんでお待ちしてマース!
posted by あたらさん at 12:24| Comment(1) | TrackBack(0) | 記事
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首を長くして、待ってますといってくださった、大切な読者の方々に、やっと4号をお届けすることができます。今回も頭から尻尾まで、丹精こめた記事が満載です。お近くの書店で『あたらさん4号』と大きな声で、お買い求めくださいね!
皆さま、信濃追分の山荘で花の絵を描き続けてらっしゃる「橋本不二子」さんをご存知でしょうか? 美しい花の絵もさることながら、本邦初公開!?不二子さんの描いた犬のパステル画には、スタッフ一同感嘆の声。繊細なタッチ、哀愁をこめたワンちゃんの瞳、9枚の肖像画は必見です。「特集・もったいないは百年続く」では、フィンランドの人気家具デザイナー・ミコラさんの家と、信州上田・真田町の「らいてうの家」の物語。美しい家や家具の写真と珠玉の言葉が満載です。
着なくなったセーターをリメイクした手作り特集「小さい人への贈りもの」の撮影は「信濃追分駅舎編集室」付近で。待合室のベンチなどが効果的に使われている写真がありますから、読者のみなさんも追分駅に立ち寄った気持ちでご覧になってくださいね。
今、私たちは満一歳を迎えた「あたらさん」の1周年イベントに向けて、参加の皆さんへのプレゼントなどをせっせと集め、準備に追われています。14日の鉄道の日、信濃追分駅でお会いしましょう!お待ちしております。
2006/10/07
駅の壺
連日の雨が漸くやみ、でも風の強いときどき時雨れる寒い今日いちにち。
駅前にマイクロバスがとまって賑やかなこえが聞こえます。
連休前でお客さんも増えたかな、と4号発送準備に追われながら聴いていますと、
しなの鉄道の方がいらして「ちょっとテレビの撮影があるもので」とご挨拶。
なになに、と野次馬根性で、ホームを覗くと・・・。
寒そうに「出待ち」の老紳士。
あ!
谷啓さん。
NHKの番組「美の壺」の収録でした。
なんでも11月3日、「信濃路を旅する」スペシャル番組だそうです。
信濃追分駅に降り立ち、ふと浅間山をみやる、というシーンだそうですが、
あいにくお山は雲の中でした。
さて、どんなふうに映っているでしょう。
posted by あたらさん at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事